シアリスと血中濃度


シアリスだけでなく風邪薬やその他の多くの飲み薬は、飲んでから消化器官で吸収されたあと、血管内に入って血液と一緒に体の中を通って、それぞれの薬の効かせたい部分に届きます。鼻水止めなら鼻の粘膜などに作用しますし、抗生物質なら全身の特定の菌類を殺してくれます。
この成分が血液中にどのくらい流れ込んでいるかという値が「血中濃度」です。血中濃度が高い時は薬の効果が強く感じられる時ですが、同時に副作用も強く感じられる場合があります。
そしてその成分は肝臓や腎臓などによって血液から徐々に取り除かれていきます。こうして血中濃度が下がり、薬の効果がなくなっていきます。

血中濃度の推移は薬の成分や薬の種類によってまちまちです。すぐに終わってしまう薬もあれば、なかなか代謝されずに長時間血液中に残って効果が持続するものもあります。
また薬の形状や摂取する方法によって血中濃度の上がり方も違います。血管に直接注入する注射の場合は、いきなり血管に成分を入れるので当たり前ですがすぐに血中濃度があがります。舌下錠などは口の粘膜から吸収するので飲み薬よりも早く血液に溶け込む効果があります。逆に胃で溶けにくい形状だったり胃に食物が入っていたりすると、吸収されるのに時間がかかるので血中濃度も上がりにくく効果がでるのが遅くなるのです。

タダラフィルの血中濃度の推移

上のグラフはシアリスの主成分「タダラフィル」の血中濃度の服用後の推移です。シアリスを開発したイーライリリー社が発表したものを参考にしています。血中濃度には個人差がありますが、グラフは空腹時に服用した複数の患者のデータの平均値になります。
これによると服用後は急激に血中濃度が上がりはじめます。
ピークの値は
 ・5mg=100前後
 ・10mg=170前後
 ・20mg=290前後
5mgと10mgで約1.5倍、10mgと20mgでは約1.7倍、5mgと20mgでは2.6倍です。
どの服用量でも血中濃度のピークは3時間後で、血中濃度が半分になるのは15時間後あたりです(wikiでは17.5時間)。

効果の持続と血中濃度

シアリスの効果を実感できるのは、血中濃度が60~70までといわれています。グラフで見るとだいたいこのくらいです。
 ・5mg=12時間後
 ・10mg=24時間後
 ・20mg=36時間後

長時間持たせたい場合は20mg飲むのもアリですが、24時間過ぎれば薬の効果が残っていても追加で服用するのはOKなので、5mgや10mgを翌日も飲んだほうが血中濃度は高い位置で保てます。もちろん1日20mgなので、2日連続で20mgを1錠ずつ飲んでも問題ありません。

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